火ノ丸相撲221話のネタバレと感想!

火ノ丸相撲220話のらすじ

九月場所六日目、この日多くの観客が会場やテレビである一番に注目していた。
そう、今日は鬼丸国綱対草薙剣の一番があるのだ。
かつてない熱気に包まれる中、もっともこの日を待ちわびていたのは、久世だった。
彼は大相撲入りする前から潮のことを買い、“鬼丸”としての相撲に胸を熱くした。
そんな鬼丸が怪我から復帰するのを誰よりも楽しみにしていた。
時間いっぱいで飛び出した二人はお互いの身体をぶつけ合う。
ずっと待ち望んだ勝負が今始まる。

火ノ丸相撲221話のネタバレ

ついに開戦の時を迎えた。
草薙は滾る想いを全力で見せ付ける。
僕の「横綱相撲」を――

いつかの日、草薙は父、大和国と「横綱相撲」について話し合っていた。
父が問う。
「草介…お前にとっての横綱相撲とは何だ」
思案げな草薙は呟く。
人々がイメージする取り組みは千差万別であるが、共通することが一つ。
「強者として“格”の違いを見せ付ける」
往来の大和国を思い浮かべる草薙は続ける。
「強者は持っている…勝利へと導く…絶対の“型”」
草薙自身も使う必殺の“右上手投げ”
(相手によってやることを変えたりはしない…大和国は…横綱は…ぶれない!!)

草薙は鬼丸とぶつかると同時に右で廻しの上を狙う。
それこそ右上手。
それは必殺の型であり、そう簡単に取らせはしない。
鬼丸は小さな身体を瞬時に回転させ、背中で担ぐように投げる“背負い投げ”を狙う。
右足で踏ん張る草薙に続けて、その隙を狙うかのように、潜り込み“足取り”。
しかし、その大木はビクともしない。
止まる鬼丸を捕まえようと、再度右上手を繰り出す。

捕まれば「死」という名の負けが、潮の脳裏に過ぎる。
「あ゛ぁああ」
声にならない声で、張り上げるように叫ぶ。
小さく太い腕から繰り出される張り手の連打、“焼け炮”(やけばち)を繰り出す。
何度、平手が炸裂しても、余裕の表情で耐え切られてしまう。

平手の嵐にさらされる中で久世は疑問だけが浮かぶ。
(品のない手だ…これが今の君の精一杯なのか?君はこの相撲で横綱になると…?)

嫌な空気を避けるように鬼丸が飛ぶ“八艘飛び”(ホタルスペシャル)
(「横綱」とは土俵深くに根を張る、幹太い“神木”だ。横綱が宙を跳ねるなよ…。潮君、風にたゆたう根無し草に注連縄は巻けないぞ)

草薙は飛ぶ鬼丸の肩を掴み、叩き落す。
この圧倒的な取組を見て、周囲がざわつく。
当初は最近の草薙はプレッシャーから相撲が荒れており、不調とされていた。
何のことはない。蓋をあけてみれば、そこには十九歳という若さで大関になった強き草薙が居た。

現横綱刃皇という壁にぶち当たり、己が信じていた相撲を信じきれずにいた。
だが、久世は決意した。
「誰に何を言われようと僕はなる!大和国に!!」
久世がここまで潮に執着するには訳があった。
かつて潮は小学生横綱に上り詰めたが、体の成長が止まり、中学では勝てなくなった。
中学三年間を捨てて、訓練に明け暮れた。
それはいつか憧れた相撲、「横綱相撲」で横綱になるために。
久世は大相撲に入って味わった挫折を、過去の潮に見習い克服した。

今、久世の胸中には諦めが見える。
成長と共に、お互いの体の差は更に開き、自分相手に潮は、君の横綱相撲、「真っ向勝負」では戦えなくなってしまった。
かつて共に横綱を目指して切磋琢磨した潮はいないと押し出しの右張り手を見舞う。

これで終わりかと思えた瞬間、鬼丸の頭からの“ぶちかまし”が草薙の胸を打つ。
70キロ以上差がある相手に当たり負けする草薙。

(何か勘違いしてねぇか?久世…)
(“ワシの横綱相撲”はもう始まっとるぞ――この相撲でワシはお前を越え横綱になる!)

炎を纏う潮火ノ丸。

火ノ丸相撲221話の感想と考察

最初に今回は鬼丸こと潮火ノ丸と草薙こと久世という同一ではあるけれど、呼び方を変えている箇所が多々あります。
これは主に、観客が見えているように相撲として両者を見た場合は四股名で書いており、名前で書いているときはその人物の心理的な場面で使用しております。
分かり難く申し訳ございません。

さて、今回の鬼丸と草薙の戦いですが、やはり草薙にとっての鬼丸、潮はかなり特別なんだと感じました。草薙というより久世は、鬼丸よりも“潮君”に会いたいのだと思います。
潮が目指した“あの頃の相撲”は、久世には捨てに捨てきれぬモノであり、だからこそ拘るのでしょう。
対して、潮ないし鬼丸は、久世に対して高校で初めて土を付けられ、過去に憧れた大横綱、大和国を見ました。ですが幼少より大和国を越える事を目指す潮は草薙のことをライバルとして見ているのではないでしょうか。
それは草薙でも同じであって、越えるべき壁なのでしょう。

大和国を目指した久世
大和国を越えようとする潮

それこそが今回のタイトル「決別」の意味なのかと感じました。

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