鬼滅の刃137話 ネタバレと感想!

前回のあらすじ

訓練の進捗を巡り、炭治郎、伊之助、玄弥の3人は和気藹々と食事をしていた。

一足早く訓練が終わった炭治郎は義勇さんのところに一緒に行かないかと玄弥を誘う。

当の玄弥は未だ岩を動かせておらず断り、また“呼吸”が使えないと言う。

それを煽るように笑う伊之助に怒る玄弥の取っ組み合い。

その場面にいるはずの善逸は一人、“覚悟”を決めていた。

どんな理由かは不明だが、額から血を流しながら、いつもとは異なる真剣な顔をしていた。

ところかわり、水柱、義勇と風柱、実弥の高戦闘力が垣間見える手合わせ。

その最中で分かる実弥のおはぎ好き説。

実弥が握りつぶした、血の滴るナニか。

更には相対する産屋敷と無残と前回のタイトル【動く】通りに様々な人物に訪れる動きが垣間見れました。

鬼滅の刃137話 ネタバレ

想いを繋ぎ、受け継ぐ者――
想いを絶ち永らえる者――

「ついに…私の…元へ来た…今…目の前に…鬼舞辻…無惨…」
横たわる産屋敷と佇む無惨。
「我が一族が…鬼殺隊が…千年…追い続けた…鬼……」

産屋敷が隣に座るあまねへ問う。
「彼は…どのような…姿形を…している…?」
「二十代半ばから後半あたりの男性に見えます。ただし瞳は紅梅色、瞳孔が猫のように縦長です。」
「そうか…そう…君は…来ると…思っていた…必ず…」
「君はは私に…産屋敷一族に酷く腹を立てていただろうから…私だけは…君自身が殺しに来ると…思っていた…」

「私は心底興醒めしたよ、産屋敷」
辛辣な言葉を発する無惨。
「身の程も弁えず千年にも渡り、私の邪魔ばかりしてきた一族の長がこのようなザマで」
「醜い、何とも醜い。お前からはすでに屍の匂いがするぞ産屋敷よ」
言葉を遮るように身体を起こす産屋敷。

「そうだろうね…私は…半年も前には…医者から…数日で死ぬと言われていた…それでもまだ…私は生きている…医者も…言葉を失っていた。それもひとえに…君を倒したいという一心ゆえだ…無惨…」
口のみならず目からも血が流れ出すが瞳に強き意志を灯し言い切る産屋敷。

「その儚い夢も今宵潰えたな、お前はこれから私が殺す」
冷たいままの瞳の無惨。

「君は…知らないかもしれないが…君と私は…同じ血筋なんだよ…君が生まれたのは…千年以上前のことだろうから…私と君の血はもう…近くないけれど……」
不確かな呼吸音が場を支配する。
「何の感情も沸かないな、お前は何が言いたいのだ?」
無惨はだからどうしたと言い切る。

「君のような怪物を…一族から出してしまったせいで…私の一族は…呪われていた…」
「生まれてくる子供たちは皆病弱ですぐに死んでしまう…一族がいよいよ絶えかけた時、神主から助言を受けた…」
「同じ血筋から鬼が出ている…その者を倒す為に心血を注ぎなさい…そうすれば一族は絶えない…」
「代々神職の一族から妻をもらい…子供も死にづらくなったが…それでも我が一族の誰も…三十年と生きられない…」
しぼりだすように吐き出した産屋敷だが、無惨は心底くだらないと吐き捨てる。

「迷言もここに極まれりだな、反吐が出る。お前の病は頭にまで回るのか?そんな事柄には何の因果関係もなし、なぜなら…」
「私には何の天罰も下っていない。何百何千という人間を殺しても私は許されている。この千年神も仏も見たことがない」
得意げな表情を浮かべる無惨であった。

「君は…そのようにものを考えるんだね…だが私には私の…考え方がある。」
「無惨…君の夢は何だい?」
無惨は答えない。
「この千年間…君は一体…どんな夢を見ているのかな……」

死に体の男を前にして無惨は奇妙な感覚に陥る。
(……あれほど目障りだった鬼殺隊の元凶を目の前にして憎しみが沸かない。むしろ…)

「ひとつや 一夜明くれば 賑やかで 賑やかで」
無惨の耳に甲高い少女の唄が届く。
「お飾り立てたり 松飾り 松飾り」
手毬がポンポンと音を立てて宙を舞う。
「色ようて 色ようて 三蓋松は 上総山 上総山」

(…この奇妙な懐かしさ、安堵感…気色が悪い。そして、この屋敷には四人しか人間がいない。産屋敷の妻、子供二人だけ、護衛も何もない…)

唄のみが支配する夜に声が遮る。

「当てようか…無惨…君の心が私にはわかるよ。君は永遠を夢見ている。不滅を夢見ている」

「……その通りだ。そしてそれは間もなく叶う、禰豆子を手に入れさえすれば」

「君の夢は叶わないよ。無惨」

「禰豆子の隠し場所に随分と自信があるようだな。しかしお前と違い私にはたっぷりと時間がある」

「君は…思い違いをしている」

「何だと?」

「私には永遠が何か…知っている。永遠というのは人の想いだ。人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ」

下らないとイラつく無惨に尚も言い続ける。

「この千年間、鬼殺隊はなくならなかった。大勢死んだが決して無くならなかった。その事実は、君がくだらないと言った人の想いが、不滅であることを証明している。」
「大切な人の命を理不尽に奪った者を許さないという想いは永遠だ。君は誰にも許されていない。この千年間一度も」
「彼らはずっと君を恨んでいるよ。絶対に逃がすまいと…私を殺した所で鬼殺隊は痛くも痒くもない
「この…人の想いと繋がりが君には理解できないだろうね、無惨。なぜなら君は…君達は」
「君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?」

確信をついた言葉に無惨の顔色が始めて変わった。

「空気が揺らいだね…当たりかな?」

「黙れ」

満足げな産屋敷は最後に述べる。
「私自身は重要ではないと言ったが…私の死が無意味なわけではない。私は幸運なことに鬼殺隊に慕ってもらっている。私が死ねば今以上に鬼殺隊の士気が上がる…」

「話は終わりだな?」

言いながら手を伸ばす無惨。

「ああ…ありがとう。無惨」

「緊急招集ーーッ!産屋敷邸襲撃!!」

鬼殺隊の面々が、炭治郎が駆ける。

「早く…速く!間に合え!!」

 

鬼滅の刃137話の感想と考察

今週話を読む前は正直、ここまで心揺さぶられるとは思っていませんでした。
ですが、予想外に熱いシーンが多く、かなりやられました。

産屋敷と無惨の会話ですが、私としては終始産屋敷の言葉に無惨が圧倒されているように感じました。
過去に人間であり、人間の価値観を持っていた存在が、鬼となり、鬼の価値観に塗り換わる。

しかし、産屋敷の言葉、態度、矜持、それらは無惨が人間だった頃のことを無意識に思い出せ、そして無惨はそれを認める訳にはいかないからこその、苛立ちなのでしょう。

産屋敷は殺されるかもしれませんが、これは圧勝ですね。
炭治郎、鬼殺隊のみんな、どうか間に合って欲しい。

 

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