獄丁ヒグマ 1話 最新話のネタバレと感想!

獄丁ヒグマ【第1話】を読んだのであらすじとネタバレをまとめました。
最後に感想と考察もあります。

獄丁ヒグマ 1話のネタバレ

現世で生きる人に仇なすモノがいる。
それは“地獄の亡者”と呼ぶ人ではないモノ達。
そんなモノから人々を人知れず救う者もいる。

春先の夜の道を進む一台のバス。
車内に響く酔っ払いの怒声。
座席に腰掛ける一人の高校生に向かっていちゃもんをつける酔っ払い。
周囲の者が誰も助けない中で、高校生は嬉々として酔っ払いに席を譲る。

それを見ていた一人の女性は我慢できずに酔っ払いへと文句を言おうとする。
そんな彼女を止めたのは、席を譲った高校生。
怒り心頭の彼女の手を引いて、目的地、淵見山で一緒に下車する。
手を引かれる女性は、感触はあれど「見えない」ことに疑問を浮かべていた。

バスから降りても怒りが収まらない彼女は悪くないのに席を譲った高校生につっかかる。
「ああいう時はガツンと言ってやらなきゃダメだぞ!」
そう言いつつも、途中まで見ているだけだったことを謝るのだった。
それはそうと、この場所が自分の目的地、淵見山だと知り、更なる疑問に思う。

その時男子高校生の目が鋭くなり、女性の左手を見やる。
そこにはバスで管を巻く男の財布が握られていた。
勿論彼女が故意でやった訳じゃなく、彼女の身に不可解なことが起こっており、解決する為にこの場所、淵見寺へ訪れたことを言い当てる。
「目的はいわゆる――“お祓い”だよな?」

続きは中で聞こうと、ここで初めて名を名乗る。
「名前はヒグマ!篝手ヒグマ、よろしくね」
この寺の住職の曾孫だと説明する彼は、またも「見えない」何かで財布や鞄を手品のように浮かすと徐に歩き出す。
躊躇する彼女の名前を問うヒグマだった。

場所は彼の家のとある部屋。
彼女、高校3年生の来峰アゲハは2つある悩みの1つを打ち明ける。
ここ数ヶ月の間、自分でも「無意識のうちに」窃盗行為を繰り返ししてしまうこと。
病院、カウンセラーなど色々なことを試しても解決せず原因が分からないこと。
しかし、自分は決してそんなことはしない。
自らの意思でしてしまったら、家族に顔向けができないと青ざめる。
それは何かに怯えるような表情だった。

そこまで聞いたヒグマはアゲハを立たせると、貫手を繰り出し彼女の頭を貫通する。
ただし、それは生身の体を傷つけることはなく、彼女に巣食うモノに対しての攻撃だった。
アゲハの頭を貫く手を引くと、そこには化け物がいた。
「魑魅」と書いて「すだま」と呼ぶソレは最下級の亡者であり、憑かれると無意識に罪を犯してしまうと説明するヒグマ。
彼は何でもないかのようにソレを一瞬で消滅させてしまう。

開いた口が塞がらないアゲハを更なる驚きが襲う。
今まで見えなかった何かが「視えて」しまう。
ヒグマの周囲を11対の手、“ザイジュ”というモノが不可思議なモノが浮かんでいた。

ヒグマは更に深く説明する。
先程の魑魅は地獄から脱走した亡者であり、憑かれると今までとは別人のような行動を取る。
その行動の多くは悪事であり、ヒグマの家系は代々、亡者を地獄へと送り返すことを生業としていると信じがたいこと言う。
アゲハの様子にヒグマは笑いながら信じなくても構わない。
ただ心当たりがあるなら気をつけてと心配するだけだった。

思いの他話し込んだこともあって、もう夜も遅いから家まで送るとヒグマは提案し、最後に彼女へとお礼を述べる。
「バスで庇ってくれてありがとうな」
余計なことだったとジト目で見つめるアゲハにヒグマはそんなことないと否定する。
自分は怒ることが苦手なだけだと弁解し、また何かあったら必ず助けてあげると言うのだった。

ヒグマの不思議な道具により一瞬で自宅の自室へと戻ってきたアゲハ。
彼女は本当に無意識の窃盗行為が治ったのか半信半疑で手のひらを見つめる。

そこへ冷たい声が響く。
扉に佇む声の主は、アゲハの兄である。
だが、その目つきは人間とは思えないほど凍りつき、見る者に恐怖を与える。
震えるアゲハに17時までに帰宅するのがルールだという。
後ずさりながら咄嗟の嘘をつくアゲハだが、兄はそんなアゲハの首を締め上げた。

アゲハの悩みのもう一つがこれだ。
数ヶ月前にそれまで優しかった兄が豹変する。
“規律”という言葉で家族の行動を縛り始め、反抗する者へ狂気じみた暴力を振るう姿に家族全員が恐怖した。
そう、兄は別人のように変わってしまった。

「奴らに憑かれた者は肉体を乗っ取られて、今までとは人が変わったような行動をとる」
つい先程聞いたヒグマの言葉が脳裏を過ぎる。
「……亡者?」
咄嗟に呟いてしまうアゲハ。

それが引き金だった。
彼女の兄に憑いた亡者がその姿を見せ始める。
口や手から、鋭い帯の様な物を操り、アゲハへと襲い掛かる。

今まで経験したことのない恐怖がアゲハの体を震わす。
しかし、彼女は聞いてしまう。
兄の声で自分を殺すという言葉を。
「兄貴の口で胸糞悪いこと言うな!」
叫ぶ彼女へと迫る鋭い帯。

絶体絶命のピンチに現れるのはヒグマ。
アゲハの身近にもっと強力な亡者がいると思ったヒグマは、帰ったアゲハを追いかけてきた。
アゲハの兄に憑いた亡者はヒグマの予想した通り魑魅とは格の違う亡者だった

知性、異能、名前を持つ亡者、”黒縄墨手(こくじょうぼくしゅ)”というのがその正体。

襲いくる亡者を相手にヒグマはザイジュの一つ、短い刃物を持つ肆号を使う
しかし亡者の帯はあまりにも堅く、折れてしまう。
未だ余裕のヒグマはアゲハに問う。
「あれは誰だ?助けてほしいのは誰だ?」
アゲハは答える。
「う…うちの兄貴だよ。私のこと…殺すって言ってた…兄貴にそんなことさせてたまるか。いつも家族のことを大切にしてくれてたのに――これ以上兄貴の手を汚させてたまるか。」
「頼むよ。兄貴を助けてヒグマ!!」

アゲハの怒りと悔しさが込められた叫びを聞いたヒグマの姿が変わる。
二本の長い角を持つ帽子に、看守のような制服に燃え盛る炎の柄が浮かぶ。
その姿を見た亡者が焦る。
「貴様、まさか獄卒人か!!!」

獄卒人とは現世で生者でありながら、地獄の獄卒に扮し、脱走者を狩る者達。

このままおめおめと地獄に連れ戻されてはたまるかと亡者が本気になる。
だが、それは既に遅い。

ヒグマのザイジュという道具は、彼が獄卒人へと変化することで、その真の力を使うことができる。
彼の“サイジュ解放”という言葉で先程折れた肆号が長く太い剣となってヒグマの手におさまる。
あっという間にすべての帯を切り裂くヒグマ。
「待て!!その鉈で儂を斬ればこの男も死ぬぞ!!」
亡者は兄の体を人質とする。
ヒグマはザイジュ壱号を使い、兄の体に憑いた亡者を剥がし、本体の腕を切り落とす。
激昂した彼は叫ぶ。
「人の命を盾にしようとするな!!その人はお前の所有物じゃないんだよ!!」
その怒声は聞く者に物理的な衝撃を齎す。
恐怖に陥る亡者へとトドメを刺すヒグマだった。

ヒグマの様子を遠い地から観察していた彼の上司たる閻魔大王。
彼はヒグマのことをよく知っている。
亡者とは人がもつ理想や正義といった信念を容易く踏みにじる。
その被害者たちの心の叫びを目の当たりにした時、ヒグマは初めて怒りを見せる。
少しはまともに仕事をこなすようになったと評価するへ閻魔大王。

だが、ヒグマの仕事はまだまだ残っている。
何せ獄卒人の仕事は現世に散らばる全ての亡者を捕縛することであり、それとは別に一族としての定めまであるのだから。

現世を駆ける地獄の獄卒。“獄卒人”を名乗る彼らの仕事の全貌が明らかになるのは、もう少し先の話だった。



獄丁ヒグマ 1話の感想と考察

ということで今週から新たに連載を開始した『獄丁ヒグマ』でした。
まず最初に一言、長いです。
54ページって月刊誌並みです。
ジャンプでここまでのページ数は余り記憶にありませんが、編集部をはじめ、多くの人がそれだけこの漫画に期待しているということだと思います。
実際に読んでみると分かりますが、読んでいくうちに話に引き込まれてしまって54ページも読んだという感じはしませんでした。
もっとも私の文章力ではそこまでの力はありませんので、是非漫画を読んで欲しいです。
次回も25ページと週刊誌の中ではかなりの枚数がありますので楽しみにしております。

獄丁ヒグマのネタバレ一覧

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