火ノ丸相撲 222話 最新話のネタバレと感想!

前回のあらすじ

火ノ丸相撲222話のあらすじ

鬼丸の強烈なぶちかましが草薙を吹き飛ばす。

その光景は凡そ、この会場に詰め掛ける全ての人間が予想だにしなかった。

それは対戦相手の草薙も同じであった。

 

(…何が起きている!?何だこの気配は――)

久世の瞳には潮の背後に見えるはずのないモノを見る。

 

鬼丸は吹き飛ぶ草薙に追撃とばかりに、地を割るかのような踏み込みで草薙の体を推し進める。

その姿を彼の仲間全員が応援していた。

 

同じ相撲界の力士が驚くのであれば、それ以外の者が驚くのもまた道理。

会場にて観戦していた記者、名塚景子が正にそうである。

彼女は立ち合いで互角に見えたのは、出方を覗っていた草薙のお陰であり、正面からの勝負では今の草薙には勝てないと思っていた。

 

だが、実力のある者は違う。

この鬼丸の突進力の源が、鬼丸が闇雲に連打していた張り手“焼け炮”にあった。

草薙は知らず知らずの内に腰を高く上げさせられ、それによって重心も上がっていた。

それこそが大相撲で鬼丸だけが唯一獲得できた武器。

彼の小さすぎる体による攻めが緩急の落差を生み出し、真っ向勝負の威力も増す。

 

(言ったよな久世…ワシはもう、ワシを諦めねぇって!)

火ノ丸の脳裏では柴木山親方との語りが思い出される。

過去から今に至るまでに、火ノ丸は多くの人から、今の相撲を続けるならすぐに限界は訪れると言われていた。

それは柴木山親方も知っている。

「真っ向勝負を捨てろとは言わん…ただ今勝つ為には拘り方を変える必要がある」

心配する親方に大丈夫と答える。

 

自身が求めた相撲、真っ向勝負に拘るだけが全てじゃない。

勿論、それを捨てるわけではない。

ただ、その相撲を生かすために、可能性を拡げればいい。

例え遠回りに見えたとしても、己が信念と覚悟で切り開いた道ならば、必ず先へと続く。

彼の一番近くで、それを証明し続けた男達が仲間が見せてくれていた。

 

電車道の如く、押し込む鬼丸を反対に押し返そうとする草薙。

しかし、鬼丸は引かない。

何故なら、彼の足は草薙の足へと引っ掛けている。

嘗ての仲間の技が炸裂する。

掛け張り手“焼け炮、破城”

 

火ノ丸はプロになって改めて自身の体の小ささを思う。

それこそ相撲で不利という次元ではなく、観客の多くが自分が横綱になることに期待していないことを理解する。

だからこそ見せるのだ。

(他の誰にもできねぇ。見た事ねぇ新しい横綱を…)

 

その時、鬼丸の草薙の体を使って速度の増した張り手を食らった草薙が笑う。

草薙の右手が鬼丸の廻しを掴む。

 

(強い…君が強い事が…嬉しいんだ!!)

 

草薙の必殺の型、右上手を取られる鬼丸。

同時に鬼丸も自身の必殺の型、右下手で草薙の廻しを掴む。

 

互いの廻しを掴み、胸がぶつかる。

これこそ、両者必殺の間合い。

想い合った勝負の決着が迫るのだった。

 

火ノ丸相撲222話の感想と考察

前回は久世の心境が主な焦点でしたが、今回は逆に火ノ丸の心境を焦点とした回でした。

特に印象なのは、やはり火ノ丸は自身の相撲を捨てた訳じゃなかったことでしょう。

逆に火ノ丸の拘りである真っ向勝負で、より強くあるために色々していた訳です。

 

ですが、よくよく考えてみると、それこそ今更だと思うのです。

今回火ノ丸は仲間達の技を取り入れることが、横綱へと至る道へと続いていると言っていましたが、それは別に大相撲に入ってからじゃないですよね。

 

例えば高校時代に使用した必殺技の多くは他者からヒントを得ています。

百鬼薙ぎは元々天王寺を見本とした技ですが、当初は大和国より「三年越しの稽古をしなさい」という言葉からきています。

それ以外にも千比路が使った投げ技からヒントに編み出した技もあります。

更には高校時代の最も破壊力のあった技、百千夜叉墜は桐仁から二丁投げを示唆されたことから産まれました。

 

そう考えると火ノ丸の横綱相撲とは、様々な人から影響を受けていて、これだからこうという型にはめる物ではなく、日々変化し続ける物なのでしょう。

感想がかなり長くなってしまいましたが、決着が楽しみで仕方がありません。

 

火ノ丸相撲のネタバレ一覧

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