信長のシェフ196話 最新話のネタバレと感想!

前回のあらすじ

料理人ケンは現代から戦国時代にタイムスリップしてしまう。

織田信長の専属シェフとして料理で戦国時代を生き抜く彼は、かつて別れた同じ現代人の望月を探していた。

同時に何とか本能寺の変を止めたいとも思い、手がかりを求め堺の隣の河内国を治める三好康長の屋敷を訪れる。

短い期間の中で知人の助けも借りて何とか辿り着いたケンだが、彼を待ち受けたのは報せを出していたにも関わらず当主不在という現状。

扉の前で立ちつくすケンへと声を掛ける者が現れる。

 

信長のシェフ196話のネタバレ

声を掛けられたケンはその容姿に覚えがなく戸惑う。

目の前の人物の指にある包丁ダコを見て、かつての記憶が蘇る。

それは以前、信長の料理を急遽作ることになった人物、彼の流れるような包丁捌きで魚をおろす姿が鮮明に思い出される。

「坪内さん!?」

 

この坪内という老人と織田信長には有名なエピソードが一つある。

永禄十一年、京へと入った信長は坪内を生け捕りにした。

坪内が有名な料理人ということで料理を作らせてみたが、信長にとっては水っぽくてとても食べられた物ではなかった。

激怒する信長にもう一度チャンスを貰った坪内は、今度は信長好みの料理を振舞う。

坪内は後に、先に出した料理は京風の薄味であり、後に出した料理は田舎者好みの濃い味だったと語る。

それは織田信長を田舎者と小馬鹿にした逸話である。

 

そんな坪内が今ケンの目の前にいる。

坪内は確かに信長の口に合った料理を提供できたが、それはケンのお陰だと言う。

最初に作った料理が不味いと言われてしまった坪内は、信長の故郷、尾張の味を完璧に再現した筈であり、何故口に合わないのか分からなかった。

その時ケンの料理を作る過程を眼にした。

特にケンが使った塩の量が自身の作る料理に使う塩と比べて遥かに多かったことに驚いた。

 

何故と理由を問う坪内にケンが端的に答える。

坪内が料理をする多くの著名人にはそれで間違っていないが信長は違う。

戦場に出て指揮を執り、直接戦う事のない武将と未だに最前線で戦える身体を維持するために毎日汗を流す信長。

信長の舌は、尾張の武将ではなく、尾張の若武者の舌であると。

 

ここでケンが慌てたように坪内に詰め寄り、唐突に台所を借りたいと願い出る。

ケンは前日渡したお土産を作り直したいと言う。

 

餅を熱した鉄で押しつけ、堅く平べったいモナカの皮のような物へ姿を変える。

同時にお茶の粉を砂糖と練ってジャムを作り、小瓶につめる。

宇治茶のジャムとモナカの皮の詰め合わせの完成である。

 

元々、正月の土産は客人それぞれに見合ったものを、とういうのが信長の命であり、故郷に中々帰れない三好を思い阿波の名産、スダチのマーマレードを贈った。

しかし、三好家は元は京に住む名門であり、故郷の味とは京の味であった。

そのことに気付けなかったケンは筋を通すために自身の目的を諦め、帰路の道を行く。

 

本当の土産を坪内より受け取った三好康長は急いでケンを呼び戻す。

当初より、数年前まで信長と強固に対峙していた三好は、ケンの訪問に何か意図があると勘繰っていたが、そんな物は何処にもないことを悟る。

しかも、それをケン自身の口から聞くことで、大きく溜息を吐くと笑い、ケンに“半分は”合っていると言う。

二つの土産を食べながら、京も阿波もどちらもが自身にとっては故郷であると。

 

満足気な三好へここに来た目的を話すケン。

以前、三好家の兵に襲われたことがあり、それが原因で別れることになった望月の居場所を知らないかと尋ねる。

三好はその者が料理人なら覚えがあり、今現在は阿波の三好家にて台所を任せていると語るのだった。

 



信長のシェフ196話の感想と考察

以上、今週話のネタバレでした。

ケンは物語の中で多くの有名人と知り合いになり、その多くの人がケンを助けます。

ここに来るときにケンの手助けをした千宗易。彼もまた、後の千利休でした。

今回ケンと話した、三好康長も有名な武将であり、信長の死後、秀吉に仕えることになります。

ケンが今後も彼と関わるのかは、まだ分かりませんが、彼が彼らに愛されるのは偏に彼のその心意気でしょう。

「筋を通すために、自らの切に願う、要望を諦める」

そんなことができる人が現実に何人いるんでしょうか。

私自身、それが重大であるほど、やはり中々諦めることなんてできませんね。

 

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